🕒 2026年10月現在

TL;DR Link to heading

プロバイダー 最適な用途 主な永久無料リソース 注意点
Cloudflare エッジ、CDN、Workers Workers 10万リクエスト/日 + R2無料下り転送 WorkersのCPU実行時間制限が厳しい
Supabase モバイル/Webアプリのバックエンド 500 MB DB + 5万 MAU(2プロジェクト) 1週間の非アクティブで自動一時停止
Firebase モバイル/Webアプリのバックエンド Firestore + Auth + Hosting(Sparkプラン) クォータ超過時はサービスが自動停止
Vercel Next.js / フロントエンドアプリ 100 GB転送 + 100万回関数実行 非商用・個人利用限定
Oracle Cloud 常時稼働VM 2 OCPU + 12 GB Arm(またはAMD micro 2台) Armリソース枯渇・アイドル時の回収リスク
Google Cloud 小型常時VM + サーバーレス e2-micro 1台(米国リージョン限定) リージョン制限・超過時は自動課金
AWS サーバーレス構成 Lambda 100万リクエスト + DynamoDB 25 GB 超過時は自動課金
Azure Functions + Cosmos DB Functions 100万実行 + Cosmos無料枠 超過時は自動課金
IBM Cloud 特定のマネージドサービス 40以上のLiteプラン 非アクティブ時のスリープ・削除

1. Cloudflare – Free Plan Link to heading

最適な用途:

  • エッジコンピューティング、CDN、DNS、サーバーレス関数、静的サイトホスティング。
  • 個人開発や趣味のプロジェクトに最適。

主な永久無料リソース:

  • DNS、グローバルCDN、Universal SSL、無制限DDoS保護、基本WAF。
  • Workers: 1日あたり100,000リクエスト + リクエストあたり10 msのCPU実行時間。
  • Pages(静的 / JAMstackホスティング)。
  • R2 オブジェクトストレージ(下り転送/Egress無料)。
  • KV、D1 (SQLite)、その他開発者プラットフォームの無料枠。
  • アナリティクス、基本ボット保護など。

制限事項・注意点:

  • WorkersのCPU実行時間は1回の呼び出しにつき10 msに制限。
  • 1日のリクエスト上限あり(超過分はエラーを返却)。
  • 本格的な商用利用には有料プランの検討が必要。
  • 従来の仮想マシン(VM)は非提供。

2. Supabase – Free Plan Link to heading

最適な用途:

  • Firebaseの代替となるオープンソースPostgresバックエンド(認証 + DB + ストレージ)。
  • サイドプロジェクトや学習・プロトタイプに最適。

主な永久無料リソース:

  • アクティブプロジェクト2件。
  • データベース: プロジェクトあたり500 MB(共有CPU、約500 MB RAM)。
  • 認証(Auth): 月間アクティブユーザー(MAU)50,000人。
  • ファイルストレージ: 1 GB。
  • 下り転送量(Egress): 5 GB(別途キャッシュ転送5 GB)。
  • Edge Functions: 月間500,000回実行。
  • Realtime: 200同時接続 + メッセージ上限。
  • 各リソース上限の範囲内であればAPIリクエスト数は無制限。

制限事項・注意点:

  • プロジェクトは1週間アクセスがないと自動的に一時停止(データは保持され、ダッシュボードから手動再開可能)。
  • 自動バックアップなし。ログ保持期間が短い(通常1日)。
  • 共有コンピュートのみ。サポートはコミュニティ対応。
  • 組み込みのメール送信機能には厳しいレート制限あり(例:1時間あたり約2通)。本番運用時は外部SMTPの設定を推奨。
  • 継続的な本番トラフィックにはProプランが必要。

3. Firebase (Google) – Spark Plan Link to heading

最適な用途:

  • モバイル・Webアプリのバックエンド(認証、データベース、ホスティング)。
  • プロトタイプや小規模アプリに最適。

主な永久無料リソース:

  • 認証(Authentication): 最大50,000 MAU(主要プロバイダー。電話/SMS認証はより少なめ)。
  • Cloud Firestore: 1 GiBストレージ、1日あたり50,000読み取り / 20,000書き込み / 20,000削除、月間10 GiBの下りネットワーク転送。
  • Realtime Database: 1 GBストレージ、月間10 GBダウンロード、100同時接続。
  • Hosting: 10 GBストレージ、1日約360 MB(月間約10 GB)のデータ転送、カスタムドメインおよび無料SSL証明書を含む。
  • 完全無料(クォータ制限なし): Analytics、Crashlytics、クラウドメッセージング(FCM)、A/Bテスト、App Check、パフォーマンス監視、Remote Configなど。

制限事項・注意点:

  • 各プロダクトの無料クォータを超過した場合、その月の残り期間は該当プロダクトが自動的に停止(Sparkプランでは予期せぬ請求は発生しない)。
  • 2026年のCloud Storage仕様変更により、一部の操作にBlazeプランが必要となる場合あり。
  • 本番規模へのスケールにはBlazeプラン(無料枠を維持した従量課金)への移行が必要。

4. Vercel – Hobby Plan Link to heading

最適な用途:

  • Next.jsおよびモダンなフロントエンド / フルスタックWebアプリケーション。
  • ポートフォリオ、個人プロジェクト、学習、非商用アプリに最適。

主な永久無料リソース(月間):

  • 高速データ転送(Fast Data Transfer): 100 GB。
  • 高速オリジン転送(Fast Origin Transfer): 10 GB。
  • CDNリクエスト: 1,000,000回。
  • 関数実行回数(Function Invocations): 1,000,000回。
  • アクティブCPU時間: 4 CPU-hours。
  • プロビジョニングメモリ: 360 GB-hours。
  • 画像最適化変換: 5,000回。
  • Web Analytics: 50,000イベント。
  • プロジェクト数:200件。
  • デプロイ回数:1日100回。
  • カスタムドメイン:プロジェクトあたり50個。
  • 関数の最大実行時間:300秒(5分)。
  • 自動HTTPS証明書、プレビュー環境デプロイ、Git連携など。

制限事項・重要な規約:

  • 非商用・個人利用のみ。 商用利用(受託業務、広告掲載、決済導入、収益化サイト、企業サイトなど)はProまたはEnterpriseプランが必須。
  • ほとんどの制限値を超過した場合、約30日間該当機能が一時停止(Hobbyプランでは超過分の購入不可)。
  • 同時ビルド数:1件。
  • 実行ログ保持期間:1時間。
  • チームコラボレーション機能やメールサポートは非対応。

5. Oracle Cloud Infrastructure (OCI) - Always Free Tier Link to heading

最適な用途:

  • 実用的なスペックで常時稼働できる永久無料VM、自作サービスのセルフホスティング。
  • 主要クラウドの中で圧倒的に充実した無料コンピュート環境。

主な永久無料リソース:

  • コンピュート: AMDベースのmicro VM 2台(各1/8 OCPU + 1 GB RAM)、または 月間1,500 OCPU時間 + 9,000 GB時間のAmpere A1 (Arm) リソース(2 OCPU + 12 GB RAM構成で1ヶ月丸ごと常時稼働可能、複数インスタンスに分割も可)。
  • ストレージ: ブロックボリューム200 GB(バックアップ含む)、オブジェクトストレージ(10〜20 GB)。
  • ネットワーク: 月間最大約10 TBのアウトバウンドデータ転送、ロードバランサー(10 Mbps)1台、VCN 2個、サイト間VPN。
  • データベース: Autonomous Database最大2個(ATP/ADW/JSON/APEX、各20 GB)、NoSQL DatabaseやHeatWaveの無料枠。
  • その他: モニタリング、ロギング、通知サービス、APEX、サービスコネクターなど。

制限事項・注意点:

  • 人気リージョンではArmリソースが在庫切れになりがち(数日間プロビジョニングに失敗することも珍しくない)。
  • アイドル状態(低負荷)が続いたAlways FreeインスタンスはOracleに自動回収される場合がある。
  • 一部の無料リソースはアカウント作成時に選択したホームリージョンに制限。
  • アカウント登録時に有効なクレジットカードが必要。
  • 管理や初期設定にある程度の手間と知識が必要。

6. Google Cloud Platform (GCP) - Always Free Tier Link to heading

最適な用途:

  • 小型常時稼働VM + 充実したサーバーレスおよびデータ分析の無料枠。

主な永久無料リソース:

  • Compute Engine: 月間1台のe2-microインスタンス(us-west1、us-central1、us-east1の米国3リージョン限定)+ 30 GBの標準永続ディスク。
  • Cloud Storage: 5 GB-months(米国リージョン)。
  • Cloud Run: 月間200万リクエスト + コンピュート時間枠。
  • Cloud Functions: 月間200万呼び出し + GB-seconds枠。
  • Firestore: 1 GiBストレージ + 1日の無料操作枠(読み取り5万回 / 書き込み2万回 / 削除2万回)。
  • BigQuery: 月間1 TBのクエリ実行。
  • GKE: 1クラスタ分の管理手数料無料(ゾーンまたはAutopilot。稼働ノード代のみ支払い)。
  • その他: Artifact Registry(0.5 GB)、Pub/Sub(10 GB)、Secret Manager、Cloud Build、軽量AI APIなど。

制限事項・注意点:

  • e2-microは米国の特定3リージョンのみで利用可能。
  • 無料の下り転送量が非常に少ない(北米から月間約1 GB程度)。
  • 無料枠を超過した場合は自動的に従量課金される(大半のサービスは自動停止しない)。

7. Amazon Web Services (AWS) - Always Free Tier Link to heading

最適な用途:

  • サーバーレスアーキテクチャ(Lambda + DynamoDB構成)。

主な永久無料リソース(月次更新):

  • AWS Lambda: 月間100万件の無料リクエスト + 400,000 GB-secondsのコンピュート時間。
  • Amazon DynamoDB: 25 GBのストレージ + 25キャパシティユニット(RCU/WCU)。
  • Amazon CloudFront: 月間1 TBの下りデータ転送 + 1,000万件のHTTP/HTTPSリクエスト。
  • Amazon SNS: 月間100万件のパブリッシュ + 少量のメール通知。
  • Amazon SQS: 月間100万件のリクエスト。
  • Amazon Cognito: 基本的な月間アクティブユーザー枠。
  • その他: CloudWatch(基本メトリクス/アラーム)、CodeBuild(月間無料ビルド時間)、Glue Data Catalog、KMSリクエスト、Step Functions、X-Ray、ECR(500 MB)など計30以上のサービス。

制限事項・注意点:

  • 2025年半ばの規約変更以降に作成された新規アカウントには、従来の12ヶ月間無料t2/t3.microインスタンスが適用されない(一時的なクレジット付与に変更され、恒久的な無料EC2は存在しない)。
  • S3の常時無料枠は新規アカウントでは限定的または利用不可。下り転送は課金対象。
  • 無料アカウントは放置すると約6ヶ月で利用制限がかかる場合あり(有料プランに移行後もAlways Freeリソースは永続無料)。
  • 無料枠を超過した分は即座に通常課金される。

8. Microsoft Azure - Always Free Tier Link to heading

最適な用途:

  • サーバーレス関数、Cosmos DB、Microsoftエコシステムとの連携。

主な永久無料リソース(65以上の恒久月次枠サービス):

  • Azure Functions(従量課金): 月間100万回実行 + 400,000 GB-seconds。
  • Azure Cosmos DB: 1,000 RU/sのプロビジョニングスループット + 25 GBストレージ(1サブスクリプションにつき1アカウント限定)。
  • Azure App Service: F1 Freeプラン(共有コンピュート、1日のCPU時間制限あり、1 GBストレージ)。
  • Azure Static Web Apps: 無料静的Webホスティング。
  • Azure Kubernetes Service (AKS): クラスタ管理プレーン無料(ワーカーノード分のみ支払い)。
  • Azure DevOps: 最大5ユーザー、無制限のプライベートGitリポジトリ、月間無料パイプライン実行枠。
  • その他: Event Grid(操作回数)、Key Vault(操作回数)、各種AIサービス(限定ユニット)、Azure Monitor(基本機能)など。

制限事項・注意点:

  • 恒久的に無料の仮想マシン(VM)はなし(BシリーズVMは新規登録後12ヶ月間限定)。
  • App Service F1には1日のCPU使用制限があり、SLA保証もないため本番ワークロードには不向き。
  • Cosmos DBの無料枠は1サブスクリプションあたり1つに厳格に制限。
  • 無料枠を超過した場合は標準料金が課金される。

9. IBM Cloud – Lite Plans Link to heading

最適な用途:

  • 期限のない特定の公式マネージドサービスの利用。

主な永久無料リソース:

  • 有効期限がなく追加課金も発生しない40以上のLiteプラン(通常は1サービスにつき1インスタンス)。
  • Cloud Object Storage: 月間25 GB。
  • Cloudant: 1 GBのデータベースストレージ。
  • その他: 各種データベース、メッセージングサービス、Continuous Delivery、限定枠のWatson AIサービス、Container Registryなど。

制限事項・注意点:

  • 一定期間アクセスがない(例:10日間)アプリケーションやサービスは自動的にスリープ状態になり、長期間(30日以上)放置すると削除される場合がある。
  • 一部のサービスは定期的な手動再アクティベーション(30〜45日ごと)が必要。
  • 全体的にリソース枠は控えめ。Liteプランはコミュニティサポートのみ。
  • 汎用的な無料VMは提供されず、個別のマネージドサービスが中心。